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着物DEランチ

  • gesouan
  • 2017年3月14日
  • 読了時間: 2分

先日半年以上ぶりに、お友達に会いました。

そのお友達は、私が着付け教室に通うきっかけを与えてくれた人。

数年前のある日、

彼女の家でランチをごちそうになっていた時の事。

「私はおばあちゃんから貰ったたーくさんの着物があるから、

老後は着物で生活したいと思っているの」と彼女。

「着物で生活かあ・・・。なんて風流なのかしら」

と妙に触発されてしまい、

気が付いたら着付け教室に入っておりました。

その後1年半ほどで師範免許を取り、

今に至るわけですが、

そんなきっかけをくれた友達も、

老後を待たず、今既に着物を普段に来ています。

着物で息子とサッカー、着物を洗濯機でガラガラ洗うなど、

なかなか、いえかなり大胆なお人柄ですが、

豪快に彼女らしく着物生活を送っている様子は、

ほほえましくて、刺激になります。

彼女が洗濯機で洗ってしまうという着物は、

ポリエステルなどの化繊の着物ではなく、

正絹のお着物。

目玉が飛び出るほど驚きましたが、

おばあちゃんの代からのお着物ともなれば、

縫い糸も弱っていますし、

洗い張りに出すほどの状態ではないようで。

保存状態の良いものであれば別ですが、

長くたんすの肥やしになっていて

保存状態が良いとは言えないお着物であれば、

ある意味大胆な使い方をし、

着倒してしまうのもひとつの使い道かもしれません。

誰に袖を通されるわけでもなく、

捨てられて行くよりは、

誰かの生活の一部になって

愛用されまくるのもアリかと。

ですが、お着物初心者の方、

正絹の着物で、大切に使っていきたいものは、

自宅での洗濯はくれぐれもお避け下さい。

生地の目が詰まり、縮んでサイズが変わってしまいます。

正絹は天然素材。

取り扱いは面倒に思う部分もありますが、

だからこそ丁寧に大切に扱いたいもの。

何でも早く手に入れられて、

扱いもお手軽になっている今の時代だからこそ、

時間をかけて、時にはお金をかけて、

大切に取り扱っていく、

そんなことも慮れる心の余裕を持てるよう、

私自身も日々精進しております。

(簡単ではありませんね~💦)

写真は二人ともウールの着物。

私の着物は、彼女から貰った反物を

仕立てました。

丈が足りないので、

仕立て屋さんが生地を選んで

継ぎはぎしてくれました。

写真では分かりにくいですが、

中々モダンな仕上がりで気に入っております。

そして彼女が来ているウールの着物は、

私がリサイクルで入手したものの「お譲り」。

お互いに交換したり、譲り合ったりして

着まわしていくのもまた着物の楽しさです。

着付け教室・着付け処

月想庵 芥川智子


 
 
 

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